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ヴィクトリアマイルはマイラーと中距離馬の争いが面白い!

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春の古馬牝馬チャンピオンを決めるGⅠヴィクトリアマイルは、そのレース名の通り1600mで争われます。

秋の古馬牝馬のGⅠエリザベス女王杯は京都芝2200mで行われるため、1600m前後に適性のある牝馬にとっては春のヴィクトリアマイルが大きな目標になります。また、中距離に適性のあるオープンクラスの牝馬も多少距離が短くても牝馬同士のここへ出走することが多く、ヴィクトリアマイルは毎年マイラーvs中距離馬の戦いになるのが特徴です。

 

昨年もマイラーvs中距離馬の戦いに

昨年のヴィクトリアマイルは1着〜3着を見てみるとーー

 

1着:ストレイトガール(7人気)

2着:ミッキークイーン(1人気)

3着:ショウナンパンドラ(2人気)

勝ちタイム1:31.5

 

勝ったのは1200〜1600mに実績のあるストレイトガール。中距離馬のミッキークイーンとショウナンパンドラが2着と3着にそれぞれ入線しました。

前後半の800mは45.7 - 45.8のほぼイーブンペースで、馬場の高速化を加味したとしても中距離馬にとっては追走に脚を使ってしまう苦しい展開になりました。オークスと秋華賞の2冠を制したミッキークイーン、牡馬相手にジャパンカップを勝ったショウナンパンドラといった一流牝馬であっても、速い流れのマイル戦では追走で脚を削がれ、最後の末脚が鈍ってしまう……道中のペースが緩めば、本来の脚も使えるのですが……。

ストレイトガールは直線の半ばから追い出すと上り3F33.4の末脚で伸び、ゴール前は流す余裕の勝利。上りの脚はいかにもスプリンターという速さでした。 

 

大波乱になった'15年も……マイラーの勝利

3連単の払い戻し金額が2000万円を超えたことで話題にもなった'15年のヴィクトリアマイル。3着に入線し波乱の立役者になったミナレットの逃げは前後半の800mが45.5 - 46.4のややハイペース。'15年と'16年は前半800mのタイムはほぼ変わりませんが、ラップタイムの推移を見ると'15年がより厳しい流れだったことが分かります。

 

'16年

12.3 - 10.4 - 11.1 - 11.9 - 11.5 - 11.4 - 11.3 - 11.6

'15年

12.1 - 11.0 - 11.2 - 11.2 - 11.4 - 11.2 - 11.6 - 12.2

 

'15年はスタートして2Fからは緩むところがなく、ラスト3Fが失速している流れ。これだと、中距離馬は追走で力が削がれ、脚を溜められずに凡走という結果に。この年に出走していた中距離馬はーー

 

6着:ヌーヴォレコルト(1人気)

7着:ディアドラマドレ(2人気)

8着:ショウナンパンドラ(7人気)

 

どの馬も直線で伸びる気配がなく、掲示板になることもできませんでした……。この年に勝ったのはストレイトガールで、この結果を見てもペースが速くなるとマイラーとしての追走力が問われることが分かります。

 

今年出走予定の中距離馬は?

今年も上位人気に支持される中距離馬がヴィクトリアマイルへ出走予定。

 

ミッキークイーン

昨年の2着馬で、今年は前哨戦となったマイルの阪神牝馬Sを快勝しての参戦。GⅠ2勝馬、馬場に混じっても好走歴のある馬ですから、このメンバーだと断然の実績をもっています。マイルもこなせますが、本質的には中距離馬のため昨年よりもペースが流れるようだと……。

 

ルージュバック

東京の1800mの牡馬混合重賞、エプソムカップと毎日王冠を快勝している才女。

外に馬がいると伸びない気性のため、広々とした東京コースに的を絞っての参戦になります。この馬も本質的には中距離馬ですから、マイルで流れが速くなると……。ただ、その前に、ルージュバックの場合は外枠を引けるかどうかが大きなポイントにはなります。

 

クイーンズリング

昨年のエリザベス女王杯を制したように、この馬も本質的には1800〜2000mがベストパフォーマンスを発揮できる舞台です。

3歳時には適性からは外れているフィリーズレビュー(阪神1400m)を勝ってはいるものの、古馬になった現在ではマイルの距離は忙しい可能性が……。

 

(スマートレイアー)

1400〜1600mの重賞を制覇しているようにもともとはマイラーでした。「でした」と書いたのは、歳を重ねるにつれて差し・追い込みではなく先行で結果を出せるようになり、それにつれて距離の適性も延びています。

前走は牡馬混合の京都記念(京都芝2200m)で2着に入ったように、距離の適性も長めになってきた可能性があります。

もともとはマイラーだったので、純粋な中距離馬とは言いにくく()の扱いで。

 

東京芝は高速馬場が継続

NHKマイルカップの勝ちタイムが1:32.3。もちろん、勝ったアエロリットがマイラーとして高いポテンシャルをもっていたことは間違いないとしても、「それにしても」3歳限定戦でこれほど速いとは……とため息が出るほどの高速馬場。2着には1200〜1400mがベストの距離に思えるリエノテソーロが入線したことからも、今の東京のマイルGⅠは中距離馬には苦しい馬場になっています。

昨年もヴィクトリアマイルは1:31.5の高速決着でしたが、今年もよほどスローにならない限りは31秒台の決着が濃厚です。もし、さらに時計が出るようであれば、NHKマイルのような短距離に適性のある馬の好走を予想する上ではケアする必要が出てきます。

hakusanten.hatenablog.jp

 

 まとめ

今年のヴィクトリアマイルはマイラーvs中距離馬のどちらに軍配が上がるレースになるのか?

リエノテソーロのような短距離に適性のある馬の激走があるのか?

今からレースが楽しみにはますね。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。