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ヴィクトリアマイル('17年)に挑むミッキークイーンは中距離馬

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東京競馬場で行われる春の古馬牝馬チャンピオン決定戦、ヴィクトリアマイルにミッキークイーンが挑みます。

'15年オークスと秋華賞の2冠を制した中距離馬がマイルの舞台でGⅠ勝利をつかめるのでしょうか?

 

前走は1600m戦の阪神牝馬Sを快勝

ミッキークイーンは年明け初戦となった前走の阪神牝馬S(阪神芝1600m)を快勝してヴィクトリアマイルへ参戦。有馬記念からマイル戦への距離短縮、道悪馬場といった状況を克服しての前走の勝利は、他馬と格が違ったという走りでした。

その前走は、クイーンズリングとクロコスミアが絡むシーンがあったものの、結局は後者の逃げでスローよりのペースに落ち着き、マイル戦としては中距離馬のミッキークイーンが追走で脚を使わない展開に。

ヴィクトリアマイルを除く古馬牝馬の重賞はどうしてもスローになりがち。既に手合わせしたメンバー同士での争いになることから、びゅんびゅん飛ばして逃げる馬は少なく、マイル戦であっても上りの勝負になることがままあります。

ミッキークイーンの前走の上りは34.0ですから、中距離馬の馬が差せるレンジの競馬になりました。

 

オークスを勝った時のようなストライドが……

ミッキークイーンは古馬になってからの初勝利が前走の阪神牝馬Sだったように、昨年は好走すれど勝てずの競馬が続きました。

ルージュバック、クルミナルと叩きあった'15年のオークスで、ミッキークイーンは力強くストライドを伸ばして勝ちましたが、この頃の体調の良さが戻りきっていないのではないか、と思わせるような昨年1年間の走り。ヴィクトリアマイルからの直行となったエリザベス女王杯にしても、適性としてずんどばな京都の外回りでバキューンと弾ける脚を使えず、体調面が万全ではなかったのかなという敗戦でした。

もてるポテンシャルと実績はヴィクトリアマイルに出走するメンバーの中ではNO.1。まずはオークスで見せたあのストライドが戻っているのかに注目ですね。

 

マイルでのスピード勝負は……

ミッキークイーンにとっての不安は体調面だけではありません。不安な点はマイルでのスピード勝負になったときに弾ける脚が使えるのかどうか……。

先週の東京芝コースは、NHKマイルカップで1:32.3の好タイムが出たことからもかなりの高速馬場。今年のヴィクトリアマイルもここ2年と同じように1分31秒台の高速決着になるようだと、中距離馬のミッキークイーンにとっては苦しい展開になる可能性があります。

 

ミッキークイーンが1分31秒台でマイル戦を乗り切るには

ヴィクトリアマイルの勝ちタイムがここ2年と同じように1分31秒台になった場合、ミッキークイーンが好走するにはどのようなラップが望ましいのでしょうか?

昨年の勝ちタイム1:31.5をもとにシミュレーションしてみます。

 

昨年2着時のタイムは

ミッキークイーンが昨年のヴィクトリアマイルを2着と好走した時のタイムは1:31.9。これを前半の1000mと後半3F(600m)に分けるとーー

 

58.3 - 33.6(91.9=1:31.9)

 

前半の入りが58秒台の通過で上りが33.6、直線まで脚を残した追走が出来たために2着に好走できたことが分かります。

2000mのレースでも前半の1000mが58秒台の通過はありますから、高速馬場を加味すれば中距離馬でもそこまで追走に脚を使わない展開になったと考えられます。

 

前半1000mが57秒台に突入すると

'15年のヴィクトリアマイルで大逃げを打ったミナレット前半1000mの通過タイムは56.9のハイペース。

もし、1:31.5の決着で前半の入りが57.0とすると上りの脚は34.5になります。高速馬場としては上りのかかる展開になっており、57秒そこそこの前半の入りでは中距離馬にとって脚が溜まらない展開に。上りがかかるということはラストの1Fは失速のラップになっているはずで、3Fをシミュレーションするとーー

 

11.5 - 11.0 - 12.0 (34.5)

 

上りは数字の誤差はあっても推移としてはこのようなバランスになると考えられます。57.0で追走してラスト2F目で速いタイムを出すのは中距離馬にとって難しく、直線で伸びずバテずの流れ込みの競馬になってしまう……。

 

前半の1000mが57秒台のペースになるのか?

今年のヴィクトリアマイルのメンバーを見渡すと、ピュアな逃げ馬は出走していません。そのため、57秒台に入るようなペースになるのかどうかは微妙なところです。

1200mでも楽に先行していたソルヴェイグがこのメンバーであればハナを切ることはできるものの、逃げないと脆いタイプではありませんし、1600mの距離を意識してペースを落とす可能性も十分に考えられます。そうすると、スマートレイアーの逃げも枠順によっては……。これだとミッキークイーンにとってはお誂え向きのスローペースが出現することも頭に入れておかないといけませんね。今年は前半の1000mが57秒台になるような出走メンバーとは……。

 

スローのキレ味勝負であれば

ミッキークイーンはスローからの上りの勝負であればマイル戦でも力を発揮できます。もともともっているポテンシャルに加えて、ストライドを伸ばせる東京コースに出走であれば信頼度は自然と高くなります。

問題はGⅠをスパッと勝ち切るだけの体調が戻っているのかどうかでしょう。

 

まとめ

金曜日には枠順が確定するヴィクトリアマイル。枠の並びを見て、レースのペースがどうなるのかをもう一度じっくりと考えたいところです。

皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

 

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