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ソウルスターリングーー競走馬として目指すオークス('17年)

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欧州の名血・名競走馬フランケルと仏オークスを始めGⅠを6勝したスタセリタとの間に産まれたぴかぴかの良血馬ソウルスターリングは、桜花賞までの5戦のレースぶりから、すでに競走馬としてだけではなく繁殖牝馬としても評価が高まっています。

ソウルスターリングの配合は強いクロスがなく、父と母の競走成績がストレートに本馬の能力として現れたのでしょう。ガリレオ直仔のフランケルとドイツ血統の中距離馬スタセリタから、これほどに素軽い日本の芝向きのスピードを見せる馬が産まれたのは驚きです。初めてのマイル戦となった阪神JFで、内枠からスッと好位につけた走りは「才女」らしいセンスとスピードが溢れていました。父が欧州のパワー型マイラーのフランケルとは思えないしなやかな走りをするソウルスターリングは毛色などを見ても母スタセリタの影響が出ているものの、前脚の短さとそのボリュームなどは父フランケルのパワーから受け継いだものでしょう。

競走馬としてはスピードとパワー、末脚の持続力に優れ、そして繁殖牝馬としてはサンデーサイレンス系の種牡馬とマッチする欧州の名血が詰まった血をもつソウルスターリングは、「オークス母子制覇」も決して絵空事ではないほどの可能性を秘めています。

'25年頃には父ディープインパクト×母ソウルスターリングの息子や娘がダービーやオークスで1番人気に支持されていてもおかしくない、と妄想してしまうのです。

 

ソウルスターリングのオークス

オークスは桜花賞から距離が800m延長される舞台での戦いになります。阪神JF→チューリップ賞の内容からもスピードの持続力に優れた中距離馬のソウルスターリングは、現状1800mがベストのタイプ。古馬になって馬体が完成したときは2000m以下の距離で力を発揮する馬に成長すると思います。

これだけ素軽いスピードの乗りをもっている馬だけに、東京競馬場の長い直線で2000m以上がベストのタイプの末脚を凌ぎきれることができるのか……。ここがオークスの焦点になります。

 

最内枠に入ったのはプラス?

木曜日にオークスの枠順が確定し、ソウルスターリングは1枠2番に入りました。スタートが下手な馬ではないので、外枠に入るよりはこの枠の方が……。末脚の持続力で勝負をするタイプですから、馬群に包まれるのはマイナス。この枠だとスムーズに追走するには前で受けるか、後方まで下げるかの二択になる可能性が高くなりました。

ただ、今年のオークスは前に行くメンバーが薄く、スピードに優れたレーヌミノルも距離の不安があるだけに逃げることは考え難く、どの馬がハナに立つのかも不透明です。この枠で馬群に包まれて後方へ下がるのであれば、ルメール騎手であれば前へ出して行くはずで、折り合いが卓越した騎手だけに、出して行ったとしても掛からずになだめられるのではないでしょうか。

 

新馬戦からコンビを組んでいるからこそ

新馬戦から桜花賞までソウルスターリングはルメール騎手が乗り続けています。この馬の能力も癖も、まだ物足りない部分も知り尽くしているルメール騎手だからこそ、ソウルスターリングと一体になった騎乗ができるのだと思います。コンビとして、もちろんお互いにすべてを分かり合えることはできないとしても、この5戦で得た経験と信頼関係が活かされるのがこのオークスという舞台です。

 

桜花賞で負けたからこそ

単勝1倍台の圧倒的な支持を受けながら3着に敗れた桜花賞。観戦したファンだけではなく藤沢調教師やルメール騎手、そして関係者にとってもショッキングな敗戦だったと思います。

馬場もコースも距離も不問の、どんな条件であっても1着になるような名馬というのはまずいません。ディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップ、ウォッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナといった名馬たちも敗戦の経験したからこそ、それを活かすことができたのです。

ソウルスターリングは桜花賞後、短期放牧に出されて心身ともにリフレッシュを図り、オークスへ備えました。前走で負けたからこそ準備できることがあるはずで、よりこの馬への理解を深めた調教師や騎手がオークスに向けてどのようなレースプランを立てるのか、今から楽しみで仕方がありません。

 

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チューリップ賞の予想でも

桜花賞とオークスで◎を打ちたい馬にチューリップ賞でも本命を打ちたいと考えていました。ハイレベルと言われる今年の牝馬クラシック路線の中でひときわ輝きを放っていた馬、競走馬としての役目を終えて繁殖牝馬へ上がったとしても輝き続けるのではないかとイメージが膨らんだ馬、それがソウルスターリングだったのです。

ソウルスターリングのオークスでの走りは、これから数年後にターフに現れるであろう彼女の息子や娘が東京の芝2400mを走るときの参考になるはずで、そのことを考えただけでもこのレースの価値は自然と高まります。

 

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競走馬として目指すオークス

ディープインパクト×ソウルスターリング。そんな胸がドキドキするような配合を数年後に見られるかもしれないと考えただけで、'17年のオークスがどのようなレースになるのか今から楽しみです。

未来のダービー・オークス馬の母になる前に、競走馬としてオークスを目指すソウルスターリング。

彼女がさらに繁殖牝馬としての価値を高めるようなレースを観せることができるのか、オークスは5月21日に発走します。

 

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